のんびりまったりサロンオーナー♪
私は現在、台東区三ノ輪で《プライベートサロン マムアン》という個人サロンを運営しています。施術内容はストレッチがメインで、ピラティスの指導も行っています。
かっちり目の大学の経営学部を卒業したものの、「好きなことがやりたい」「自由に働きたい」という想いが強く、長年個人事業主として美容系の仕事に携わってきました。
シェアサロンや出張サービス等を経てやっと自分だけのサロンを持てたのがちょうど2年前(2023年2月)で、屋号の『マムアン』もこの時につけたものです。ありがたいことにお客様にも恵まれ、毎日楽しく平和に過ごしていました。
大事件連発で心が折れに折れる
ところが昨年の6月から急に事情が変わってきます。サロンの建物の真横&真裏で解体工事とマンション建設工事が始まったのです。毎日ものすごい騒音と振動で仕事どころではありません。もちろん売上も激減です。その上事業主はこちらを気遣うどころか、「本気?」と言いたくなるような心無い言動だらけで、私は心身ともにボロボロの状態になっていました。
7月末、それに追い打ちをかけるかのように、サロン利用者からのセクハラ事件が起き、心が完全に折れてしまいました。
お客様に喜んでもらいたいという気持ちでまじめにサロン運営に取り組んでいただけなのに、しょうもない人たちに私の気持ちも生活も簡単に壊されてしまい、悔しくて仕方ありませんでしたが、2か月近く悩みに悩みすぎて、何だかあほらしくなってきました。「自分にコントロールできないこと」に対して怒ったり悲しんだりすることほど無駄なことはありません。こいつらにこれ以上無駄な時間とエネルギーを割いてやるもんか。
8月1日、資格取得を思いつく
心身が弱っていた上に昨夏は暑すぎたため、即移転という選択肢はありませんでした。
工事は月曜日から土曜日の、朝から夕方まで。その間の営業はもう諦めて、夕方から営業することにしました。でもそうなると、日中の時間がぽっかりと暇になってしまいます。暇な時間があるとまたドロドロとした嫌な感情が溢れてしまいそうなので、何かに思いっきり集中しようと考えました。
私は新しいことを学ぶのが好きで、今までもいろいろな資格や検定を受けてきましたが、ネイルやエステ、ピラティスやアロマ、色彩など女子っぽい民間資格ばかり。そこで、ここで一発難関国家資格に挑戦することに決めました。
また、私は見た目や雰囲気でなめられがちなのもあり、そういう時に負けないためにも法律の知識が欲しいと以前から思っていたので、法律系の資格に絞り込みました。難易度やとっつきやすさ的に宅建が良いかなと要綱を見てみると、まさかの前日が出願締切(笑)それならば、と次に選んだのが行政書士でした。
合格後即独立できるという点も、ずっとひとりでやってきた私にとってはとても魅力的に感じました。
まとめ
このように、私の受験のきっかけはかなり特殊でした。一言でいうと『怒りの資格取得』です。
でもこのような経緯があったからこそ、「絶対に負けたくない!」という強い意志をもって試験に向けてモチベーションを維持できました。
生半可な覚悟では試験会場にも辿り着けなかったと思います。きっかけは何であれ、想いの強さが私の原動力になってくれました。